体外受精、顕微授精など特定不妊治療も対応の松本レディースクリニック不妊センター。東京都豊島区池袋駅近くの不妊治療専門クリニックです。

不妊治療について

  • 不妊症とは
  • 妊娠のしくみ
  • 不妊症の検査
  • 不妊症の治療
  • 費用について

妊娠のしくみ

最初に、妊娠の仕組みについて説明します。妊娠の基礎知識として知っておくと、治療の経過などをご自身で理解でき、大変良いと思います。
妊娠の仕組みはとても複雑で、どれか1つでもうまくいかなければ妊娠することはできません。妊娠の仕組みを理解することによって、今の検査で何を調べているのか、どこに問題があって、そのためにどんな治療が必要とされるのかが見えてきます。

1 ホルモンの分泌で卵胞が発育する。

女性の性周期は、月経の開始に合わせて毎月決まったサイクルで訪れます。月経が来ると、脳の下垂体からLH・FSHという、卵巣をコントロールするホルモンの分泌がスタート。その刺激により、卵巣の中にある原始卵胞が毎周期約20個程度発育を始めます。
成長を始めた卵胞のうち、左右どちらかの卵巣にある一個の卵胞だけが成長を続け、残りの卵胞はしぼんでいきます。この生き残った卵胞を「主席卵胞」と呼びます。主席卵胞が成熟するまでの期間は、約14日間です。

2 発育・成熟した卵胞の中から卵子が飛び出る。

主席卵胞が20mm前後まで発育して、中の卵子も十分成熟すると、脳の下垂体からLHというホルモンが大量に分泌されます。この刺激を受け、卵子が主席卵胞の皮を突き破って飛び出る現象、つまり排卵が起こります。
排卵後、抜けがらとなった卵胞は黄体に変化し、妊娠するために必要なプロゲステロンというホルモンを分泌し続けます。

2 発育・成熟した卵胞の中から卵子が飛び出る。

卵巣から飛び出た卵子は、自然に卵管の中に入るわけではありません。卵管の先端(卵管采)が排卵された卵子を拾い上げるのです。これを「ピックアップ」と表現します。
ピックアップされた卵子は、卵管の中を通って子宮の方へと送られていき、卵管の太くなった部位で精子がやってくるのを待ちます。

4 子宮の中に精子が入ってくる。

排卵の頃、卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンの働きにより、子宮の入り口あたりから粘液が分泌されます(頚管粘液)。この粘液は、性交渉時に精子が子宮の中に上がってくるのを助ける働きがあります。
この時期に性交渉があれば、膣の中に射精された精子は、子宮の入り口あたりから分泌される粘液の中を通り抜けて、子宮の中に入ります。この粘液を通り抜ける時に、精子は液体部分(精液の大部分を占める精しょう)から離れて、動きが活発になり、受精に必要な能力(受精能)を獲得するのです。

5 卵管で卵子と精子が出会い、受精する。

子宮に入った精子は、しっぽのような尾部を動かして泳ぎ、卵管に入ります。卵管の太くなった部分(卵管膨大部)まで泳いできた精子は、卵子と出会います。
しかし、小さな卵子のまわりにむらがることができるのは、膣内に射精された数億の精子のうち、たった数十個程度。そのうちたった1個の精子だけが卵に突入します。精子の先端で卵の膜を破り、遺伝情報を持った核といわれる部分が卵の中に入り込むと、卵の膜が閉じてしまい、もう他の精子は中に入ることができません。

6 受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら子宮へ送られる。

精子が卵の中に入ると、しっぽのような尾部がとれて「受精」が始まります。
その後、卵子の核(女性側の遺伝情報を持った部分)と精子の核(男性側の遺伝情報を持った部分)が1つになり、新しい細胞が生まれます(接合子)。
受精卵という1つの固まりの内部で、1つの細胞が2つに分かれ(2細胞期)、2つの細胞が4つに分かれ(4細胞期)、4つの細胞が8つに分かれ(8細胞期)…と、これを繰り返していきます。8つの細胞も同様に細胞分裂をしますが、16細胞期とは言いません。ここから先、4日目ごろの受精卵を桑実胚、5〜7日目ごろを胚盤胞と呼びます。
受精卵は以上のように細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと送られていきます。

7 子宮内膜に、受精卵がもぐりこむ(=着床)。

子宮の内側にある膜のことを子宮内膜と呼びます。この内膜は、ホルモンの影響を受けて、卵胞の発育と同時に厚みを増していきます。排卵後は、受精卵がもぐりこみやすいように分泌変化を起こし、受精卵の到着を待ちます。
受精後5〜7日目、桑実胚から胚盤胞になった頃、子宮に到着した受精卵は子宮内膜にもぐりこみます。これを着床と呼びます。
この着床の時期、つまり排卵から7日目前後には、黄体の働きがピークになり、妊娠に欠かせないプロゲステロンというホルモンの分泌もさかんになります。

8 着床から1週間後、妊娠反応が出る。

着床した受精卵は、引き続き細胞分裂を繰り返しながら、胎児成分と絨毛成分に分かれていきます。絨毛成分はたんぱく分解酵素を出して、子宮内膜の中へ根を張るようにどんどん侵入して胎盤を形づくります。
同時に、絨毛細胞はHCGというホルモンを分泌して、黄体の働きを維持。
着床から一週間ほど経過すると、このHCGが尿と一緒に排泄されます。尿検査で妊娠反応が陽性になるのは、この尿中のHCGを感知するためです。
ただし、尿検査だけでは正常妊娠か異常妊娠(子宮外妊娠など)か判別できないので、産婦人科での受診が必要になります。

ページ上部へ戻る
  • 不妊症とは
  • 妊娠のしくみ
  • 不妊症の検査
  • 不妊症の治療
  • 費用について