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COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ 第2版

お知らせ
2021.05.19

COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ 第2

 

上記表題として、2版の日本産科婦人科学会と日本産科婦人科感染症学会から提言が出ております。

まだ新しいワクチンのため、現時点では、妊婦さんに対する接種について⼗分な知⾒がなく、各国で⾒解が分かれていますが、世界的な流⾏拡⼤と妊婦の⼀部で重症化することから積極的に接種をすべきという考え⽅が⼤勢を占めています。

COVID-19 mRNA ワクチンの⽣殖に関する研究はまだ完了していませんが、現時点で胎児や胎盤に毒性があるとかワクチン接種を受けた⼈が不妊になるといった報告はありません。しかしながら、中・⻑期的な副反応については、今後も情報を収集する必要があります。

 

接種して問題ないかというご質問に関しては、「現時点では情報不足のため、絶対に問題ないとはいえない」とお答えさせていただいております。

妊娠前の不妊治療中にワクチン接種を行うことは効果的と考えますが、ワクチンは間隔をあけて2回接種を行う必要があります。

妊娠のタイミングを完全に予測しきることは難しく、2回目のワクチン接種が下記の器官形成期に当たる可能性もあり、難しい判断となります。

1回目の接種を受けた場合は、2回目の接種を行うまで、いったん妊娠を見合わせることも検討すべきと考えます。

また、2 回の接種を受けて 1−2 週間以上たたないと抗体は十分に誘導されず、また変異したウイルスには効果が十分でない可能性もありますので、引き続き三密回避やマスク着用は必要です。

 

下記は学会からの提言になります。接種の際の参考にしていただければ幸いです。

 

日本産科婦人科学会からの提言

COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を⽰す情報が出つつあるが、中・⻑期的な副反応や胎児および出⽣児への安全性に関しては今後の情報収集が必要である。現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。

流⾏拡⼤の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外しない。 特に⼈⼝当たりの感染者が多い地域では積極的な接種を考慮する。接種する場合には、産婦⼈科医は被接種者に、⻑期的な副反応は不明で、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していないことを事前に⼗分に説明する。同意を得た上で接種し、その後 30 分は院内で経過観察する。

現時点で mRNA ワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無いが、器官形成期(妊娠 12 週まで)は、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。妊婦には⺟児管理のできる産婦⼈科施設などでワクチンを接種する事が望ましく、なるべく接種前後に超⾳波やドップラー検査などで胎児⼼拍を確認する。直前検査が難しい集団接種や、産科のない診療所などで接種する場合、接種前後 1 週間以内に妊婦健診を受診するように促す。また,接種後に腹痛や出⾎、胎動減少などの症状があればすぐに産科を受診するように指⽰する。

妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅で、感染リスクが⾼い医療従事者、保健介護従事者、重症化リスクが⾼い肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している場合は、ワクチン接種を積極的に考慮する。

妊婦のパートナーは、家庭内での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。

妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。(⽣ワクチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。

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