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先進医療助成金 (東京都)のご紹介

2024.02.13

先進医療助成金 (東京都)のご紹介

不妊治療が保険適応となり、保険診療内で治療できる範囲が広がりました。費用が抑えられるようになった一方、自費の頃に行っていた治療のうち保険適応にならなかったものについては基本的には保険診療内では行えなくなりました。ただし、先進医療に認定されている治療については、保険適応の治療と併用して行うことができます。先進医療は自費診療であるため高額になりがちですが、これについては助成金が出る自治体(東京都など)があります。今回は、東京都の助成金を利用する方法について解説します。

先進医療助成金(東京都)について

先進医療とは、保険と併用できる特別に認められた先進的な治療(自費)のことです。本来混合診療の禁止という原則があるため、保険適応で治療を受けている場合は全て保険内で治療するか、一部でも保険適応外の治療を受ける場合は全て自費になります。しかし、先進医療に認定されている治療のみ、保険適用できる部分は保険で、先進医療の部分のみ自費で併用の治療が可能です。

この先進医療に対し、特定不妊治療(体外受精)を保険適用で受けられている方で、東京都にお住まいの方には、東京都から助成金が出ることになりました。

  • ・保険診療と併せて実施した「先進医療にかかる費用」が助成されます(自費診療は対象外です)。
  • ・先進医療で自己負担された金額のうち7割(最高15万円)を東京都が助成します。
  • ・女性の回数は最大6回までです。
  • *保険適応での治療回数の制限と同様、治療開始日の妻の年齢が39歳までの夫婦は6回まで、42歳までの夫婦は3回までとなります。出産された場合は回数がリセットされます。

 

詳しくは下記東京都のリンクをご覧ください。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin-senshiniryou/gaiyou.html

対象となる先進医療について

2023年12月現在、当院で対象となる先進医療は下記の通りです。(今後、申請が通るなどにより新たに追加される治療や、保険適応となり先進医療からは外れる治療など、変更になる可能性はあります。最新の情報についてはお問い合わせください。)

① タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養

得られた受精卵(胚)は培養器内で育てられます。タイムラプス培養器は、定点カメラで胚の発育を観察するため、通常の培養器のように胚を出し入れする必要がなく、胚にストレスがかかりにくいため良好胚になる確率が上昇すると考えられています。

② 子宮内膜受容能検査(ERA)

移植の時期が適切か(着床の窓)を調べる検査です。子宮は胚を受け入れる(着床の窓が開いている)時期が限られていると考えられており、移植不成功が続く場合、この窓がずれている可能性があるため、適切な時期に調節することができます。

③ 子宮内細菌叢検査(EMMA/ALICE/子宮内フローラ検査)

子宮内には善玉菌、悪玉菌がいます。善玉菌がどのくらいの割合存在するか、悪玉菌がいるか(いる場合種類は何か)を調べ、結果に応じて抗生剤やサプリを使用すること着床率や上がるとされています。

手続き・申し込み方法について

① 受けた治療が対象となる先進医療か確認

完全に自費診療の場合は適応になりません。また、先進医療に認定されていない自費診療は対象となりません。

② 治療および治療を行った施設が登録されているか確認

施設により同じ治療でも先進医療の認定を受けている場合とそうではない場合があります。

特定不妊治療実施医療機関一覧

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo//kosodate/josei/funin-senshiniryou/gaiyou.files/iryoukikanichiran_20230701.xlsx

特定不妊治療(先進医療)実施医療機関の登録治療・技術及び登録日

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo//kosodate/josei/funin-senshiniryou/gaiyou.files/20230801touroku-ichiran.xlsx

③ 自分たちが要件を満たしているか確認

  • ● 法律婚または事実婚の方で、「1回の治療」の初日から申請日までの間、夫婦いずれかが継続して東京都内に住民登録をしていること
  • ● 保険診療として特定不妊治療を受診し、先進医療を登録医療機関で受診していること。 全額自費で特定不妊治療を実施した場合は、先進医療が含まれていても、全て対象外です。
  • ● 申請者及び配偶者が当該特定不妊治療に関して医療費助成を受けていないこと。
  • ●「1回の治療」の開始日における妻の年齢が43歳未満であること。

④ 必要書類を準備、送付します。

  • ● 特定不妊治療費(先進医療)助成申請書
  • ● 特定不妊治療費(先進医療)助成事業受診等証明書
  • ● 住民票の写し
  • ● 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)

 

期限など、詳細は東京都のHPをご確認ください。
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo//kosodate/josei/funin-senshiniryou/gaiyou.html

書類作成費用と注意事項

先進医療の助成金の申請を希望される方は、まずは当院の受付にお声がけください。当院の申請書記入依頼用紙をお渡しします。
書類代:1通¥3.300

注意事項

  • *完成までに約2週間お時間をいただきます。
  • *年度末(3月末)は大変混み合うため、通常よりお時間がかかる場合があります。余裕をもってご提出ください。
  • *完成した旨の連絡は行っておりません。
  • *申請回数などの制限がありますので、必ず自治体のHPをご確認ください。当院より自治体への確認はしておりません。
  • *申請書記入を承った場合でも助成を保証するものではありません。
  • *助成内容等の不明点、ご質問は直接自治体へお問い合わせください。(東京都母子医療女性担当など)

不妊治療のご相談は松本レディースIVFクリニック

当クリニックは、「赤ちゃんが欲しいのになかなかできない」と悩んでいらっしゃる方のための不妊治療専門クリニックです。

妊娠しにくい方を対象に、不妊原因の探索、妊娠に向けてのアドバイス・治療を行います。

1999年に開業し、これまで、不妊で悩んでいた多くの方々が妊娠し、お母様になられています。

当院の特徴につきましてはこちらをご参照ください。
https://www.matsumoto-ladies.com/about-us/our-feature/

まとめ

今回は先進医療の助成金について説明しました。まだ助成金制度がある自治体は多くはないですが、今後徐々に拡大されていることが期待されます。また、会社によっては独自の助成金制度を設けている場合もあります。ご自身でも自分が受け取れる助成金がないか確認し、利用できるようなら上手く利用して、高度な医療をできるだけ費用を抑えて治療を受けられるようにしましょう。

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監修医師情報

原口 広史
専門 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産科婦人科学会産婦人科指導医
日本生殖医学会生殖医療専門医
生殖・内分泌
子宮内膜症
子宮腺筋症
着床

お子さんが欲しいという希望や、なかなかできないという悩みに、少しでも手助けできるよう心がけています。
是非、いらっしゃって下さい。

経歴
2006年 東京大学医学部医学科(理科3類)卒業
2007年 焼津市立総合病院
2009年 東京大学医学部附属病院
2010年 焼津市立総合病院
2011年 河北総合病院
2012年 東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻博士課程
2015年 日本学術振興会特別研究員 DC
着床関連の研究に従事
2016年 大学院博士課程卒業 医学博士
2016年 日本学術振興会特別研究員 PD
2017年 東京大学医学部附属病院 助教
2019年 東京大学医学部附属病院
生殖グループ 総ハウプト
2020年 松本レディースクリニック/リプロダクションオフィス 常勤医師
2021年 松本レディースリプロダクションオフィス 院長
2023年 松本レディースIVFクリニック 院長
田中 智基
専門 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
生殖・内分泌
着床

受診や治療自体がストレスにならないように心がけています。
なかなか授かれない状況で不安や悩みが多い方もいらっしゃると思います。
心折れずに次の一歩を踏み出し続けましょう。
お二人がゴールにたどり着けるように精一杯サポートさせていただきます。

経歴
2011年 東京大学医学部医学科(理科3類)卒業
2011年 東京大学医学部附属病院
2013年 焼津市立総合病院
2018年 松本レディースクリニック/リプロダクションオフィス 非常勤医師
2020年 同 常勤医師
2021年 松本レディースリプロダクションオフィス 副院長
2023年 松本レディースIVFクリニック 副院長
2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」に基づき、当ページは医師免許を持った松本レディースグループの医師監修のもと掲載しています。
医療広告ガイドラインの運用や方針について詳しくはこちら、当院の在籍医師一覧はこちらをご覧ください。
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